宿題は時代遅れ!? 日本では未だに盛んな宿題も、最先端教育では否定的

夏休み親子に悲鳴上げさせる新たな宿題問題、なぜ日本のICT教育 ...

教育は国家の一大事です。

教育が出来なければ、その国の未来はない・・・という意見にはほとんどの方が賛同されるでしょう。
国という括りでなく、各家庭単位であっても、教育はとても重要な問題です。
子どもは宝であり、未来そのものだからです

だからこそ、世界中で「教育」は常に進化しています。

今回は世界の教育の変化をみて、今後のことを考えてみましょう。

 

 

目次

 

 

 

 

子どもの教育に宿題は時代遅れ!? 多くの国で変わっていく教育法 日本は乗り遅れている

習慣から考える日本の教育:宿題編 — Future Edu Tokyo

以前、「子どもを伸ばす教育とは」という記事を書きました。
この記事では、
順位をつけることの問題点や、変わりゆく世界の教育現場について書かれています。

今回はその補完のような内容になるのですが、
一党支配であり、情報規制も進む、
あの中国ですら教育に変化が起こっている、というものです。

 

中国は西暦600年頃から「科挙」と呼ばれる超難関試験が行われていました。
今の日本でいうところの第1種国家公務員試験であったり、司法試験のようなもので、これに合格した者だけが国の高官になることが出来たのです。
要するに、中国という国はかなり昔から学力試験を重要視していた国、という事です。

 

そんな歴史を持つ中国で、
学校や学習塾に関する規制が行われることとなった。

中国共産党弁公庁と国務院弁公庁は、
「小学校1、2年に対して筆記の宿題を出してはならない。」
「小学校3~6年生に関しては筆記の宿題は1時間以内、中学生には90分以内で終わる分量を守ることとする。」
との指示を出したことが明らかとなった。
※中国の義務教育は日本と同じ、小学校6年・中学校3年

 

また、これまでの中国の家庭では、
子どもの宿題を親が面倒を見て終わらせて提出するのが一般的とされてきたが、
「保護者が宿題を手伝い・チェックをしてはならない」
宿題が終わらなかった場合でも睡眠時間の確保を優先とする」
といった線引きまでしている。

さらに学習塾に関しても、
「今後の新設は認めない。」
「上場(上場による資金調達)の禁止。」
といった規制までかけてきているほどだ。

ようするに中国は国として、過度な教育を止めるようにしているわけです。
さて、この背景にはいったいどんなことがあるのでしょう?

次にその理由について考えてみましょう

 

 

中国の学力と人材問題

受験勉強は「明視域」で差をつけろ!! - blinc vase

中国の学力は決して低くありません。
と、いうか高いようです。

2018年に調査されたPISA(国際学習到達度調査)で、中国は1位になっています。
※PISAは3年毎に行われ、最新のものが2018年(2019年発表)になる

PISAは15歳(高校1年生)を対象に72カ国に対して行われており、日本は同年では15位です。
この調査では主に読解力・数学力・科学力が内容になっているのですが、この結果を見る限りでは中国には問題が無いように見える。

ただ問題はその学力を持つ人材の動向にあるようだ。

中国では貧富の差がかなり大きいのは社会問題ともいえるが、それは学習環境の面でも表れている(どの国でもそうだが・・・)。

現在の中国では学習塾などの教育費が一般家庭には非常に負担になっているという。
良い学習塾に通わせようとすると、場合によっては普通の収入の3分の1に近いくらいの授業料が必要になるという。
また、公立の学校においても、「重点小学」と呼ばれる学力重視の学校があり、ここに通えるのは高額な不動産=学区房(シュエチーファン)を所有している家庭だけになっている。
※中国は社会主義のため、土地などは全て国の所有になる。そのため正確には土地の使用権を購入することになる

そのため、かなり裕福な家庭以外では、激烈な受験戦争が行われたり、特権学校に通っていても飛び級や落第制度で常に比べられ続けることになります。

 

そしてこのように特別な学業を受けた後に問題が出てくるのです。

それはこの中国流の受験戦争や学習体制に嫌気がさし、
高校卒業後に海外留学を選ぶ若者が非常に増えており、その数は年間20万人にも達しているという現実である。
そしてそのまま海外に流れて行ってしまうことも少なくないのだという。

これを証明するかのような事実が、
「中国からは理系分野のノーベル賞受賞者が出ていない」
というものである。

多くの教育研究者が指摘する通り、
・暗記重視の詰め込み教育
・幼少期からの過度な学習体制
というのが、これらの原因なのかもしれません。

ともかく、この2つをこれまで重視してきた中国が、
教育で大きく舵を取ったのは、間違いありません。

 

 

世界は変わる!子どもには本物の教育を!

子供の笑顔は幸せを運ぶ | 融合こそミライ

コロナ事件をきっかけに、世界は大きく変わっていきます。

この波のうねりは大きく、抗うことは難しいでしょう。

 

こんな時だからこそ、次世代を担う子どもの教育は一大事です。

公教育が合う子どもは良いでしょうが、決してそんな子ばかりではありません。
まして、今はマスクを半強要されて、友達とのコミュニケーションにも不都合が生じています。

ただ、少し目を開けば、
シュタイナー教育、イエナプラン、サドベリー教育、モンテッソーリ教育などなど・・・

様々な新しい教育に触れることも出来ます。
ネット上でもHSP(HSC)の人のための学校もあります。
※HSP・・・ハイセンシティブパーソン。感受性が特に高い子の事。HSCはチャイルド

むしろ、より窮屈さを増す学校よりも、子どもに合って伸び伸びと才能を伸ばせる場合もあるかと思います。

 

アーカイブでサドベリースクールについての紹介もありますので興味のある方はご覧ください⇒本物の教育!?サドベリースクール

ネット上のHSPの人の為の学校に興味のある方はコメント欄にて連絡ください
許可を得ていないのでここでは名前は伏せておきますので