次の狙いは「脳」! 儲けるためならなんでもやるのが資本主義社会の鉄則!?

Brain 画像 | 無料のベクター、ストックフォト、PSD

商品を選んで買ったり、明日やることを考えて決めたり、お昼に何を食べるか悩み選択する・・・・私たちは日々選択(思考)と決定を繰り返しています。
色々なデータ・情報を元に、自分にとって最適な解(と思われるもの)を決めています。

それを行っているのが「脳」。
誰もが理解していることです。

だからこそ、現代企業はこの「脳」をターゲットにしています。
「脳」を刺激することによって利益を増やそう、というのが最先端企業のやり方です。

私たちの「脳」がどのように狙われているのか?
自分の意志で決定できるように、少し仕組みを見てみましょう。

 

 

目次

 

 

 

ターゲットは”脳” 私たちは本当に考え、選択できているのか!?

色塗りできる脳と頭のイラスト|ぬれよん-ぬれるフリーイラスト

脳内では嬉しいことや楽しいことがあった時に快楽物質であるドーパミンが出されます。
反対に、不快な事や痛い思いをした時には脳の島皮質という部分が反応することが解っています。

アメリカのスタンフォード大学ではこれを踏まえて次のような実験が行われています。

ドーパミン(快楽物質)ー島皮質反応
(つまり、快楽物質引くことの不快物質、という計算)

両方の刺激を脳に与え、それに対しての人への影響を調べたのである。

この結果は、当然のものとなりました。
すなわち、快楽物質であるドーパミンの方が多くなれば良好な精神状態になり、
不快物質の方が上回れば心は不安定になったのである。

ここまでは当たり前のことで調べるまでもないことなのですが、ここから一歩先に進めたのが、
この脳の働きをマーケティングとどう繋げるか、というものです。

実際、この研究は行われ、結果としてある商品を見た時・あるいはその商品の広告や宣伝を見た時に
ドーパミンがプラスになれば購入意欲は増し、
マイナスになれば商品対して否定的になる、という結論が出ています。

そして、さらにもう一歩進めると、
どうすれば人為的にドーパミンを出させることが出来るのだろう、という疑問を作り上げたのです(あるいは島皮質を刺激しないようにする方法)。
仮に、Amazonなどネット上での広告・宣伝でこれが可能になれば、ヒット商品を生み出すことなど造作もないことになるでしょうし、違う方法であっても、特定の商品に対して快楽を感じさせることが出来ればいくらでも儲けることが出来ます。

しかも、それは決して夢物語ではなく、
技術的に不可能な事ではないのです。

 

 

脳をコントロール

MIT Tech Review: 電気刺激でどこまでマインドコントロール ...

過去記事「6Gは既に用意されている!」においても記しましたが、今後社会は大きくその姿を変えようとしています。
車は空を飛び、その車に運転手はおらず、役所に人はいなくなり、メタバースによって多くの人が情報世界(ネットの世界)に潜ります。

これはシンギュラリティした超AIによって社会が変えられるということですが、社会だけでなく人間も大きく変えられていきます。

身体に不具合のある人にはマイクロチップ入りの補助器具が付けられ身体をサポートしてくれます。そのマイクロチップによって常に健康状態を測定してくれたりもします。
また、健常者においても脳内などにマイクロチップが埋め込まれ、PCやスマホを使わずとも脳内でネットに接続することが可能になります。
これらは決してSF小説や夢物語ではなく、実際に計画されていることです。

そしてその尖兵とも言えるのがBMI(ブレインマシンインターフェイス)です。
ヘルメット型あるいはヘッドフォン型で既に販売もされているこの商品は、被ることで脳に直接電気的な刺激を与えることが出来ます。
つまり、遠隔地から、ヒトの脳に直接影響を与えることが出来るのです。

 

猿を対象にしたある研究があります。
サルの脳に直接電極を埋め込みます。この電極は脳の側坐核という部位に繋がっており、電流を流せば即座意を刺激、ドーパミンが放出される、という仕組みです。
この電極のボタンを押せばサルは快楽状態になるのです。

そして、そのボタンをサル本人に持たせます。
するとどうなるか?

サルは、ヘトヘトに疲れ切ってもなお、ボタンを押し続けます。
水や食料もそっちのけ。さらにはセックスすらも無視するようになってしまったのです。

サルは、あらゆることよりも、ボタンを押すことを選ぶようになってしまったのです・・・

 

 

「脳」は狙われている

人間は脳の10%しか使っていない」は本当か | リーダーシップ ...

人は脳の指令により身体を動かしたり、見たり聞いたり思考したりすると言われています。
裏を返せば、サルの実験のように、ヒトの脳に指令を送ることが出来れば人を自由に動かすことが出来るようになるという事です。

先述のBMIアーカイブ人類の未来はロボットなのか!?」にも書いてある通り、人はすでにサルと同様の行為をしてしまうことが懸念されます。と、いうか実際にそういう状況に置かれれば多くの人間が同じような行動をとってしまうことは想像に難くありません。
しかも、BMIを装着すれば能力が上がる、それに伴い社会的地位も上がる、という免罪符まで用意されているのですから。

そして、BMIのみならず、今後様々な角度から私たちの脳に直接影響を与えるようなものが生活に入れられてくることも充分考えられます(もしかしたらワクチソもそれの一環かも知れませんね)。

 

しかし、本当に人間は脳の指令で動いているのでしょうか?

脳に関する研究において、
人が何かを考えたり、思ったり、行動したりする際、
脳はそのコンマ数秒前から動き始めている、ということが解っています。

つまり、人が何かを思い立つ前に(思いついたと気付く前に)、脳に指令が行っているのです。
なぜ、脳は、人がこれから動こうと思っているのを事前に知っているのでしょう?

これに関してはその理由は分かっていません。

ただのタイムラグかもしれませんし、神の力かも知れません。
もしかしたら、それこそが人間の魂なのかもしれません・・・

この理由は不明ですが、
ともかく人間というのは、自分の意志で考え、決定し、行動するからこそ人間としての意味があるのではないでしょうか?
それが出来たとしたなら、例え社会的な失敗に終わったとしても、人間として失敗したわけではありません。

与えられた常識を自分の本当の気持ちより大切にして、
人からどう思われるかを、自分の意志よりも優先する。
あまつさえ、自分以外の力によって知識を得て、生かされて、それが当然と思いこまされて生きていく・・・

どう生きるかは個々の自由です。
何が正しいかも悪いかも、自分で決めることが出来るのです。

みなさまが自分の本当の気持ちを大切にして、自由な生き方を出来ることを祈っております。

 

追記
参考までに京都産業大学のHPにありますBMIの記事をご紹介します。
もちろん、ここでは良いことしか書いていませんが(笑)

www.kyoto-su.ac.jp