人工甘味料はダイエットに効く?虫歯にならない?身体に悪くない??

人工甘味料は糖尿病の引き金 - ウエノ薬局

人工甘味料を摂取したことのない人はほとんどいないでしょう。今では様々なものに使われていますし、ダイエット目的、キシリトールなどの虫歯予防の為に使われている人もいるかも知れません。
でもちょっと待ってください。人口甘味料は多々ありますが、本当に口にしても大丈夫なのでしょうか?実は人工甘味料に疑問を呈す人も少なくありません。それはダイエットに関しても虫歯に関しても同様。以下にそれらをまとめてみましたのでご確認ください。

 

目次

 

 

 

人工甘味料とは

人工甘味料を「危険」と決めつけるのは問題だ | 食品 | 東洋経済 ...

ジュースやアルコール飲料でよく「カロリーオフ」だとか「ゼロカロリー」、なんて宣伝されているものがありますよね。
ご存知の通り、これらの多くは砂糖などを使わず、人工甘味料を使っています。
人工甘味料を使うと甘味があるのにカロリーは無い・・・そういう意味なわけです。
しかし、カロリーが無い=太らない、というのは本当でしょうか?

まず初めにカロリーオフでもゼロカロリーでも、実際、カロリーと言われるものが本当に0(ゼロ)であることは極めて少ないのです。

カロリーオフは、100gあたり40kcal未満で表記可能(飲料は20kcal未満)
ゼロカロリーは、100gあたり5kcalで表記可能 になります

 

そもそも人工甘味料が上記のようにカロリーが少ない理由は、「人工甘味料は身体に吸収されない」、というのが理由です。まぁ食物繊維と同じようなものですかね
確かに吸収されないのであれば、太る心配はなさそうに思えます。

しかし、様々な研究で、人工甘味料は実は太るという結果も出ています。
さてさて、真実はどちらなのでしょうか・・・

 

 

人工甘味料はなぜ太る!?

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身体に吸収されないのに、なぜ太るという結果が出ているのでしょう?
それは身体の仕組みに関係がありました。
人工甘味料は砂糖(糖分)ではありませんが、脳は「糖分が入ってきた」と認識してしまいます。そして脳は糖分を代謝するためにインシュリンの分泌を命令します。
しかし、身体に入ったのは糖分ではなく身体に吸収されない人工甘味料
結果、当たり前ですが身体の中ではインシュリンが過剰な状態になります。
インシュリンは糖の吸収や脂肪の蓄積を促進させる面も持つため、結果的に「糖分を吸収しやすく、脂肪を溜めやすい身体」になるという仕組みです。

このインシュリンの過剰分泌状態は低血糖症を引き起こす要因にもなります。
低血糖症鬱病との関連が疑われており、この2つの疾病を併発するケースが多く見られています。

さらに、上記のように脳が何度も騙されることが続くと、本当に必要な時にインシュリンが分泌されなかったり、効かなくなったりすることがあります。つまり糖尿病です。
アメリカなどでは人工甘味料の普及により、糖尿病患者が増えたというデータもあります。

ダイエットにも、健康にも、おすすめは出来ないようです。

 

 

虫歯にはならないの?

虫歯」イラスト無料

基本的には虫歯にはなります。
かんたんに言うと虫歯菌であるミュータンス菌のエサになるかどうかが分かれ目なわけですが、たいていの甘味料はエサになります。
人工甘味料だからと言って大丈夫な根拠は一切ありません。

ただ基本的に、と書いたのはキシリトールがあるからです。
キシリトールミュータンス菌のエサにはならず、実際に虫歯の予防に効果があったとする研究結果が出ているのです。

しかし反対に、国際NPO「コクラン共同計画」がこれまでのキシリトールの研究を調査したところ、キシリトールの虫歯予防効果に明確なエビデンスはないという発表しています。

つまり、キシリトールに虫歯予防効果などない、といっているのです。

キシリトールは元々は天然の甘味料(バナナや苺、にんじんなどにも含まれています)。工業的には樫の木や樺の木から造られているそうですが、私個人的には天然由来のものだからといって、過信は禁物、とは思います。
ちなみにキシリトールの効果はある程度の含有量が無いと効果が無いと言われています。
それも含めて、これで虫歯が予防できる、などと安易に考えない方が良いと思います

 

 

その他人工甘味料の健康問題について

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実は人工甘味料はダイエットにも効かない、虫歯も(だいたい)予防できないと、実はあまりいいことがありません。
ではなぜ使われるのかと言うと、企業の都合としか言いようがないでしょう
企業にとっては
①製造コストが下がる
②カロリーゼロ!などとキャッチーな謳い文句が打てる
といった非常にメリットがあるからです。

実は以前にも当ブログで砂糖に関する内容を書いており、その中でも人工甘味料について言及しています⇒砂糖は身体に良いのか!?

アスパルテームやアセスルファム、スクラロースなど問題が分かっているものも少なくありません(と、いうか人工甘味料はほとんどオススメ出来ない)
人工甘味料安全説を語る人もいますが、そういった人も含め、全く問題が無いという科学的根拠を示しているものを見たことがありません。

砂糖の記事でも書いてますが、甘味をとるならハチミツや黒糖(粗糖)、メイプルシロップなどが良いでしょう。ダイエット的にも、健康的にも。
※ただ聞いたところによると、ハチミツも粗悪なものがかなりあるようで、人工ハチミツ(ざっくり言うと油に甘味を付けたもの)があるそうです。しかもなかなか本物と見分けがつきにくいそうです。

ちなみに私個人調べによると、人工甘味料がダイエットに良い、身体にも摂り過ぎなければ問題ない、と考えていらっしゃる方は非常に多いようです。
もちろん、ごく少量なら大きな問題は無いでしょうが、人工甘味料が様々な所で使われている現代、意識的に摂らないようにすることが大切だと思います。
知ってしまった人の務めとして(笑)せめて大切な人とは話しておいた方がいいのではないでしょうか?

 

※追記

人工甘味料サッカリンというものがありますが、サッカリンは発ガン性があるとされ、一度は使用禁止になっています。しかし、現在はどういうわけか再び使われています。買い物のときは原材料を確認するのが良いでしょう

 

※追記②

人工甘味料アスパルテームは当初その危険性から認可がおりませんでした。しかし、その時に暗躍したのが製薬会社ギリアド社の会長でアメリカ国防長官も務めたラムズフェルドです。彼が圧力をかけた結果、アスパルテームは無事認可が下りたのです。
ちなみにギリアド社はコロナの薬、レムデシビルの販売元。
レムデシビルに関しては当ブログでご確認ください⇒コロナの裏側
きっと使いたくなくなります(笑)