先進国が行ってきた、途上国への侵略 歴史は勝者が作ってきた

世界侵略:ロサンゼルス決戦||洋画専門チャンネル ザ・シネマ

歴史は基本的に勝者が書き換え、つくられたもの。
ヨーロッパは戦争の歴史とも言えるし、中国はそれに輪をかけたような血の歴史(共産主義含む)。アメリカなんてインディアンを殺戮して奪って作られた国です。
そしてそのアメリカは途上国を侵略しまくっています。
今回は、侵略がどのように行われているかを確認し、世界を正しく見るためのひとつの知識を見ていきたいと思います

 

 

目次

 

 

 

 

 

先進国が途上国を侵略する方法

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近年の侵略方法のメインは、武力ではなくやはり「お金」である。
借金漬けにして首が回らなくしてしまうのだ。そしてその実行部隊が”エコノミック・ヒットマン”と呼ばれる存在だ。彼らはこれを職業にしている。
エコノミック・ヒットマンのやり口は、粉飾決算、不正選挙、賄賂、脅迫、ハニートラップと幅広い。様々な方法で目的の途上国を破綻させようとする。

獲物になる国を見つけると(力の弱い産油国など格好の狙い所だった)、エコノミック・ヒットマンが派遣される。彼らはその国で教師になったり、商店主になったり、あるいは行政の役人や銀行員になったりする。その国では普通の存在、つまり怪しまれない地位や居場所につく。
そうしてある程度の信用を得ると、その地域で困っていることに顔を出す。それは貧困の問題であったり、医療であったり、インフラであったり様々だ。そこで如何に自分が善良であるか、役に立つ人間であるかをアピールする。簡単に言えば、やっていることは詐欺師と何ら変わりはない。
そして彼らは道路や発電プラント、病院などいかにも大切そうなものを造るよう促し、それらを建設するために融資を受けさせる。その融資条件は”特定企業(多国籍大企業)”に事業を請け負わせること。例えばこの企業がアメリカの企業だとすれば、アメリカの銀行が融資のお金を出し、アメリカの企業(施工会社)にお金を振り込むわけだ。もちろん、工事自体は行われるが、当該国は多大な利息の支払い義務が生じる。
その工事内容が、途上国にとって本当に有益かどうかは二の次なのだ。

 

 

エコノミック・ヒットマンで侵略しきれなかった時、失敗した時

ヒットマン||洋画専門チャンネル ザ・シネマ

エコノミック・ヒットマンの働きにより、多くの国が莫大な借金を負わされ債務不履行の状態に陥ってしまう。途上国は自国内に融資国の軍事基地が出来たり、中央銀行を設置されたり、国連での投票権を奪われたり、事実上自立国家としては機能しなくなってしまう。
だが周到に仕事を遂行するエコノミック・ヒットマンだが、100%成功するわけではない。優秀な政治家などがいて、その策略を見破られ失敗に終わる時もある。
しかし、そんな時も侵略の為の二の矢は用意されている。

二本目の矢は”ジャッカル”だ。
彼らは基本的に表舞台には立たない。立たないからこそ、エコノミック・ヒットマンより悪辣で人とは思えない所業も行ってくる。
エコノミック・ヒットマンの思惑を見破り、抵抗をする政治家がいれば、ハニートラップはもちろん、マスコミによる徹底的な批判、スキャンダルによる信用の失墜、そして家族や政治家自身の「事故」。これらにより実際に国外追放になった政治家もいる。
それでも抵抗を続ける「正義の政治家」がいるならば、最終手段として用いられるのが全世界のマスコミを動かし”非道国家”、”独裁政治家”との烙印を押し戦争を仕掛けるのだ。
戦争には当然莫大な費用が掛かる。ここでも資金を貸し付け借金を増やしてしまうのだ。地位も名誉も金もすべて奪ってしまう。実際にこのような仕打ちを受けたのはリビアイラクアフガニスタンなどが挙げられるだろう。

上記のようにマスコミはいいように扱われるので本当の情報は流れてこない。
リビアカダフィ大佐(元最高指導者)はマスコミでは「中東の狂犬」などと悪人そのもののように報道されたが、実際はリビアという国を非常に裕福にして国民の幸福度を凄まじく挙げたスーパー政治家だった。これはイラクフセイン元大統領にも言えることだ。
アフガニスタンも1978年に戦争を起こされるまでは、豊かで平和な国だったが、ジャッカルが入り込み国内を混乱させまくった。そしてわずか数年で難民が多数出るなど国民は悲惨な生活を強いられるようになってしまった。

残念ながら、これらは映画や小説などではなく、現実の話なのだ。

 

 

現在は侵略方法にも変化 日本も対岸の火事ではない

ウルトラマン第2話「侵略者を撃て」 : りんごのブログ園

今はIT技術の進化もあり、いわゆるデジタル戦争があちこちで行われている(と言われている)。従って各国はサイバー関連の国防にも注力している(日本も遅まきながら動き始めましたね)。

そしてこれらのことは決して対岸の火事などではなく、日本でも現実に起っているといえるのだ。
例えば日本にもエコノミック・ヒットマンは居ると言われている。その代表格は竹中平蔵氏だ。彼の言う政策や方法は日本国民の利益というよりも、どう考えても外資への利益供与である。
それ以外にも隣国の赤い侵略者もいる。北海道の土地は、赤い侵略者により買い漁られている。実に北海道の土地は静岡県以上の面積が既に中国資本のものになっているという。北海道のみならず新潟県佐渡なども買われまくっている(他にもあるだろう)。

もう一度海外に目を戻すと、エクアドルは借金まみれになり、借金返済額が国家予算で信じられないくらいの割合になり国民が貧困で生命を落とすレベルにまでなってしまっている。
またいずれ別記事で書こうかと思うが、貧困自体が(先進国にとって)必要なものとなってしまっている背景もある。

 

本当にこんな世の中で良いのだろうか、と思ってしまう。
こんな社会を自信を持って次世代に渡せるのか、と。
・・・もっとも、欧米のエリートは例えば核廃棄物の問題も「将来良い技術が作られるから」という理由でやっているわけですからね・・・(苦笑)
ありきたりですが、良心を持った人間が出来ることをやっていくのが一番大事だと思います。