心理学(心理術)まとめ 仕事で活用できる、人の心理の法則とは

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あなたも一度は心理学を学びたい、知りたいと思ったことがあるのではないでしょうか?
しかし、心理学は「人の心」の学問ですから、当然難しく、容易に理解できるものではない・・・そんなイメージもありますよね。
そこで今回は心理学のテクニックをわかりやすくまとめてみました。仕事でも使えそうなものもあるのでぜひご利用ください(悪用厳禁です)

 

 

目次

 

 

 

 

 

仕事で使える心理学(心理術)

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心理学の用語などをそれぞれわかりやすく解説することで実生活で活用しやすいようにしてみました。心理学は非常に多くの考え方があるので当然、一度にすべては書ききれません。
利用される方も目的を絞って使われるのが効率的だと思います。

 

サンクコストの呪縛(コンコルド効果)

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サンクコストとは日本語では埋没費用と言われます。つまり、「今までに使ったお金、時間、労力」のことを指します。
サンクコストの呪縛とは、「今までかけてきた費用や時間の事を考えて、どうしても結果が出るまで止められない」という心理の事です。

自分が何かの売り込みをかけられたとき、この心理を知っていれば、最後の値引きを引き出せるかもしれませんし、
逆に売る場合は自分の心に気を付ける必要も出てくるでしょう。
どちらにしても引き際を見極めるのは大切ですね

ちなみにサンクコストに関して心理学では「コンコルド効果」とも呼ばれています。
昔、イギリスとフランスがコンコルド(旅客機)を共同開発した際、開発の遅れによる原材料の高騰や受注数の減少など費用に見合わないことが明らかになってきました。しかし、それまでに多額の費用を投じていたことから最後まで計画は進められ、完成はしましたが最終的には大赤字を出し運航は中止になった・・・というものです。

 

 

フィアアピール

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フィア(fear)とは恐怖や不安のこと。
フィアアピールとは簡単に言えば相手の(将来への)不安や恐怖を煽りたてて心理的誘導をすることです。
例えば
「このままにしておくとあと半年で壊れますよ」とか
「今やっておかないと後で後悔しますよ」
などといった言葉の事です。

ポイントは『あなたの為に』という視点を持たせること。
「この商品を買っておくことはあなたの将来に必要なことなんですよ」
と言う風にマイルドに不安を駆り立てる方が効果的なのです。

「この仕事が上手くいかなきゃクビだ!」
ではやる気もなくなりますし反発も受けてしまいますからね

 

 

バーナム効果(フォアラー効果)

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誰にでも当てはまることを、あたかも当人にだけ該当しているようにいう方法。
相手から注目を集めたり、畏敬を受けたりするする。
金儲け主義の占い師やスピリチュアルな人がよく使う手法。権威のある人もよく使う。
「突き詰めると孤独に悩んでいるでしょう?」
「対人関係に悩みがあるんじゃないの?」
「将来のお金のことに不安があるだろう?」
などといった言葉である。
上記のフィアアピールと組み合わされることも多い。

こうして心理的に不安定にさせた後、急に夢のような解決策を提示されると、人は不安を解消するため、ついそちらに流れてしまう事が多い。

 

 

希少価値効果

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非常に珍しい物、手に入りにくい物は希少価値がつくのが普通です。
それを利用したもので、
「100台限定生産で販売!」
「〇〇な人にだけ特別にお売りします」
「今だけ、今回だけ」
といったように使われています。よく見られるものですね

これは売る側だけでなく、買う側から使うのも効果的です。
「今回だけ〇〇円にしてください!」
というと、売りたい方はサンクコスト(埋没費用)のこともあり、ついつい値引きに応じてしまう事も少なくありません。
意外と使える方法なのです

 

 

返報性の原理

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上の絵にあるように、何かを貰ったら返さなくては、と思う心理のこと。
物だけではなく、例えばこちらが相手が譲歩したからこちらも譲歩するなど、心理戦でも使えるものです。
相手から来たものをそのまま返す「鏡の法則」のような面もあり、好意には好意で、悪意には悪意で返すのが普通です。
先に自分の許容範囲内でのプレゼントや譲歩をすることによって有利に話を進められます。

 

 

バンドワゴン効果

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バンドワゴンとはパレードの先頭で音を鳴らす楽隊のこと。転じて自分の意志に関わらず周りに同調してしまうことを指します。つまり、人は周りに流されやすい、ということです。
他の(多数の)人と同じことをする、流行しているものに注目する、目立つ人に乗る、などです。
「みんな〇〇しているんだよ」
「〇〇するのが一般常識でしょ」
「あなただけ違う事をするの?」
人は群れと違う行動をすることにストレスを感じる場合が多いのでそれを利用したものです。

類似したものに、
スノッブ効果・・・多数派を逆に嫌う心理
連合原理・・・ブランド品を身に付けることで自分の価値が上がったように思い込む心理
アンダードッグ効果・・・負けそうな方を応援する心理
などがあります。

 

 

ハロー効果

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詐欺師が非常によく使うもので、見た目で人を判断してしまう心理のことを言います。
パリッとスーツで決めている人はちゃんとした人
眼鏡をかけている人は知的な人
可愛い人は心も優しい
目つきの鋭い人は怖い人
などなど・・・

また、実際の見た目のみではなく、肩書や地位、経歴、学歴でも人は思い込んでしまいます。
それを知っている人は、カッコイイネーミングの肩書を作ったりします。
自分が使う分にはいいですが、相手が使ってきた場合は要注意ですね。あくまでその人自身の中身を見ることが大切ですね

 

 

仮説思考(ヒューリスティック

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ヒューリスティックとは偏見や先入観のこと。広義には直感なども含まれるでしょう。
ヒューリスティックのポイントは、人は不都合なことを考えるのはストレスがかかるので自分に甘い空想をしがちだ、ということです。
「もしかしたら宝くじが当たるかもしれない」
「この株を買えば急激に値上がりするかもしれない」
このように人は(根拠もなく)希望的観測を持ちがちです。

またこれにサンクコスト(埋没費用)の呪縛が組み合わさるとより強固な心理になってしまいます。そして、「当たりやすい宝くじ売り場がある」などという都市伝説のような噂を信じてしまうようになります(宝くじファンにおこられてしまうかもしれませんが・・・)

ヒューリスティックを使う際には、感情を伴ったものにすると効果が上がります。
例えば上司に好かれたいときは、「自分は上司を世界一尊敬している」と自分にも周りにも吹聴するのです。多少時間はかかりますが、いずれその噂は上司本人に伝わります。すると「そうか、あいつは俺を慕っているんだな」と、上司も自分が心地よい解釈をしてくれるのものです。

 

 

 

仕事の出来る人は、意識的にか無意識かは解りませんが、このような心理術を使っている場合が多いものです。それはある種の才能なのかもしれませんが、元々持っていなくても、このように知識を得て練習するれば大抵使えるようになります。
もっと知りたい、という勉強好きな方には「トップ2%が使っている「人を操る」最強の心理術」という本が非常に読みやすくてオススメです。難解なところも分かりやすく実例で書かれているので頭に入ってきやすいですね。
ぜひ皆さんも、社会を良くするために使ってみてください。
マスコミみたいに悪用しないでくださいね(笑)