日本の労働環境は? 世界と比較してみる

さて、2019年は10連休がありましたね(一部の方除く)

連休前~連休中はいいんですが、

終わりごろになると、たまらなく憂鬱ですよね・・・

 

本当に好きなことを仕事にできている人は、現状、まだまだ少ないでしょうし、その為の環境も整っていないと思います

(特に学校教育。まだまだ「会社員」を作り出すための教育がメインで行われている)

 

 

そんな日本の働く人はどんな気持ちで勤めているのでしょうか?

調査されたデータを少し見てみましょう

 

 

ちなみに、

日本人の労働時間は1980年代年間2200時間!だったのに対し、欧米では年間1800時間程でした

 

これが現在日本1733時間、欧米も同じくらいなのですがイタリアやニュージーランドは日本よりも多く働いているそうです

「会社員」の画像検索結果

日本も他の先進国と同レベルになってきたという事ですね

 

 

 

 

しかし、休暇も大事ですが、働くという行為はそれだけではありません

 

これは2017年に米ギャラップが世界の企業を対象に1300万人規模で実施した「仕事への熱意度調査」なのですが、

「熱意 」の画像検索結果

「熱意溢れる社員」

日本・・・約6パーセント

アメリ・・・約32パーセント

 

と、かなりの差を見せており、

なんと

調査した139か国中、132位!

という結果だったようです

 

 

さらに

1992年には1位だった国際競争力も2016年の調査では26位にまで下がっています

 

 

じゃあもっと熱意を出して働け!

と言いたいわけじゃありません

 

むしろ私はそういうのが苦手です

 

 

やはり大切なのは、

自分の好きなことを仕事にすること

得意なことをやること

だと思います

 

そういう意味で、今のアメリカ追従型の資本主義は日本には本質的には向いていないのではないかと思っています

 

アメリカは、「金が全て」です

 

悪口ではありません

 

だからこそ、アメリカは平等だと言えるのです

 

 

 

しかし、この「金が全て」という思想は日本人には合っていないと思うのです

 

 

宗教を見ても解る通り、

欧米はキリスト教が幅を利かせていて、一神教の罰を与える思想です

そして自然は支配するものです

(つまり善と悪がはっきり分かれている)

 

日本はあらゆるものに神が宿り、全てが神聖なものであるというアミニズムです

そして自然は調和するもの

(良いも悪いも全ては同根)

 

 

どちらが良い悪いを言うつもりはありませんが、

こんなに精神性が違うのに、同じ文化で過ごすのは無理があるのではないかと思うわけです

 

 

幸せの形は人それぞれですが、

働く時間は上記のとおり非常に多くの時間を使います

 

楽しく、積極的な時間にしたいものですね

 

最後に、

日本の戦国武将が作ったと言われる訓戒を紹介して終わりたいと思います

 

水五訓」と言われるものです

 

1・自ら活動して他を動かすは水なり

2・障害にあいて激し、その勢力を百倍にするは水なり

3・常に己の進路を求めてやまざるは水なり

4・自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清濁併せ容るるは水なり

5・洋々として大海を満たし、発しては雲となり、雨と変じ、凍っては玲瓏たる氷雪と化す。しかしその性を失わざるは水なり

 

解説は敢えて省きたいと思います

日本人の考えが良く表れていると思いました